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インターネット・ダイレクトマーケティングにより、無数のカロッツェリア、マイスター企業が生まれるだろう。新しいマイスター企業は少人数の社員で構成され、ニッチマーケットに特化し、ネットワークとディジタル・テレコミュニケーションを利用した共同作業により、主に在宅勤務で仕事を進めることになるだろう。
もし、国道が1本もなく、すべて有料の高速道路だったらどうだろう。国道ばかりか、県道も市道もなく、ちょっと向かいの建物にいくのにも有料道路を通らなければならなかったとしたらどうだろう。
信長の楽市楽座を持ち出すまでもなく、通商、産業の基盤として国道、県道、市道に相当するパブリックデータパスを建設しないでは、高度情報化社会はおそらくこないだろう。商店街とか、小都市、都心部では、イエローケーブルですら、もし無料でアクセス可能なら、街中の渋滞する道よりはましな「公道」の役割を果たすことができる。
いまの時代の品質の情報機器を、技術力の低い日本のメーカーは提供できない。そればかりか、ISDNではアメリカの高性能・低価格でスマートな機器が利用できない。
さらには、一部に独自規格を採用したためにISDN規格と異なる部分を適合させるのに極端な手間がかかっている。SPARCクラシック、NeXT、マッキントッシュなどにはISDNインタフェースがついているにもかかわらず、日本では利用のために、高コストな改造が必要となっているのが現状である。
ディジタルから音声、音声からディジタルへと何回も往復させなくてもいいように、はじめからディジタルで通信するための規格である。ISDNは、エンドューザーはいくつもの機器を接続インタフェースとしてコンピュータと電話回線の間にはさむ必要がある。

しかも、国際規格に合わせておけばいいのにもかかわらず、アメリカ製のISDN機器が接続できないように、少しずつどうでもいいところで独自規格を制定したのが日本のISDNである。マーケットをアメリカ勢に荒らされないように、アメリカ製品を日本の規格に合わせる作業を行い、元の価格の数倍で売りつけるということを平気で行ったのだ。
交換機はほこりをかぶり、1992年度のNの経常損益は、554億円の赤字を計上するに至った。1993年8月には、NはB-ISDNの展開を当初予定の95年から3年遅らせ、98年からとすることを発表した。

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